ブログの戦略として「毎日更新」「量産型ブログ」など、ブログの記事数で勝負するSEO戦略があります。
価値の低い記事でも量産すれば、どれかキーワードが引っ掛かってブログが読まれるようになるとする戦略です。
しかし、あきらかに価値の低い記事の量産は、ブログ全体の評価を下げる傾向ががみられるようになっています。
インデックス数・PVの推移から、価値の低い記事を書くことの是非について検証してみます。
価値の低い記事とは?
価値の低い記事とはどのような記事でしょうか?
Googleの指針として4つ挙げられます。
- 自動生成コンテンツ
- 独自の付加価値のないアフィリエイトサイト
- 無断複製されたコンテンツ
- 他ページに誘導することを目的としたドアウェイページ
これらは大量生産するようなアドセンスサイトやルール違反のサイトの指標です。
しかし、まともにブログ運営していても、Googleにインデックスされないような記事があります。
インデックスされない記事は価値の低い記事であるといえるでしょう。
では、どのような記事がインデックスされない価値の低い記事となるのか、考えてみましょう。
何者でもない人の日記
何者でもない人の日記。
そんなの誰も興味ないですよね。
今日はコメダ珈琲でシロノワールを食べました!
「おいしかったです」なんていわれても、芸能人でもなければ「あんた誰?だから何?」となります。
毎日更新として日記を書いているようなブログは、ファンが作れない限り価値の低い記事を量産することになるでしょう。
芸能人の日記じゃないからね。。
文字数が少ない
ブログ1記事当たりの文字数1500文字程度はほしいですね。
最適な3,000~5,000文字程度がよいといわれていますが、文字数が少ないだけでインデックスされない可能性があります。
文字数がたくさんあればよいというわけでもありません。
文字数の最低ラインが1,500文字程度です。
毎日更新や大量生産するにしても、一定ラインの文字数は確保するようにしましょう。
何のキーワードも拾っていない
何のキーワードも拾っていない記事はGoogleから評価されません。
「今日食べたもの」というタイトルの記事で3,000文字書いたところで誰からも読まれません。
SEOの基本となるキーワードに対して、検索意図に沿った内容が書かれているかがポイントです。
「筋トレ後 プロテイン おすすめ」のタイトルを踏まえているのに、名探偵コナンのことを書いても誰も読まないですよね。
「筋トレ後 プロテイン おすすめ」のキーワードで記事を書くのであれば、筋トレ後におすすめのプロテインを紹介することが大切です。
価値の低い記事を量産するとどうなるか?
価値の低い記事を量産するとどうなってしまうのでしょうか?
実際に価値の低い記事を量産した経験を基に解説します。
毎日更新にこだわって文字の少ない記事を書いてました。。
インデックスされている記事が減った
下記は毎日更新をルールに書いてきたブログのインデックス状況です。
インデックス登録されていないページ数が増え、インデックス登録済みページ数が減っています。
これまでも同じスタンスで投稿してきた毎日更新のブログです。
ときどき気が向いたときはちゃんとした記事を書き、基本的には日記でもなんでもとりあえず更新としてきたブログでした。
急激にインデックスが外されていますので、Googleのアプデで評価が変わった可能性がありますね。
PVが落ちた
同じスタンスで毎日更新してきたのに、PVも減少傾向になっていました。
毎日更新しているのにPVが減るというのはあきらかにおかしいですね。
きれいな右肩下がり!
これまでは価値の低い記事が混ざっていても、記事数に応じて右肩上がりでした。
価値の低い記事の量産との因果関係は大きくなっていそうですね。
ブログ全体に価値が低くなっている
インデックスされている記事が減り、インデックスされていない記事が増える。
毎日更新しているのにPVが減少する。
これらを踏まえると、価値の低い記事の量産がブログ全体の価値を下げていると考えて間違いなさそうです。
2023年4月からこの傾向はより強くなってきていますので、Googleの評価指針が大きく変わった可能性もあります。
毎日更新にこだわるあまり、文字数もキーワードも無視して書き続けてきたブログの末路なのかもしれません。
価値の低い記事を書き続けるとどうなる?まとめ
毎日更新を続けてきたブログのインデックス数とPVを細かく確認してみました。
同じスタンスで続けてきたブログですが、明確にインデックス数とPVの減少傾向が見られます。
価値の低い記事を書き続けるとブログ全体の価値も下がってしまうことに繋がっていそうです。
- 文字数は1500文字以上
- SEOキーワードを拾う
- 検索意図に沿った記事を書く
当たり前ですが、これらのSEO対策の必要性が上がっています。
価値の低い記事の量産ではなく、価値のある記事をしっかりと書くことが求められるといえるでしょう。